独立をする前に
1 自分が何をやりたいのか再度確認
独立・企業をしようと思ったからには何か考えがあってのはず。
自分のキャリアを生かしさらに伸ばして生きたい。
好きなことを仕事にしたい。そのほかにもいろいろときっかけがあるはず。なんとなくこれならうまくいくのではないか・・・という考えもあるでしょう。

そこで、まず始める前に一度自分を見つめなおしてみましょう。

まず、始めようとしていることが
「 好きなこと 」 でしょうか?
自分で起業すると決められた時間だけ仕事するというわけにはいかず、
時には休日もなくなり、プライベートと仕事の時間を区別するのが難しくなることもしばしばあるでしょう。

なので、独立・企業をするには本当に好きなことを仕事にするのが大切です。
2 次に自分の強みと弱みを知る
SWOT(スウォット)分析で自分を知る
SWOT分析とは
SWOT分析は、1920年代にハーバードビジネススクールで開発されたもので、企業や個人の目標が明確である場合、優れた分析のひとつである。シンプルで分かりやすいノウハウなので是非書き出してみてください。
1. SWOT分析を書いてみる
図1のようなマトリックスを紙に書いて、以下の4つの項目を書き出してみてください。
| 図1 |
プラス要因 |
マイナス要因 |
| 自己分析 |
強み |
弱み |
| 外部環境分析 |
機会 |
脅威 |
-
自分の強みと弱みを明確にする(内部環境分析)

強み : 目標達成に貢献する自分の特質。
弱み : 目標達成の障害となる自分の特質。

-
自分を取り巻く環境の要因を明確にする(外部環境分析)

機会 : 目標達成に貢献する外部の特質。
脅威 : 目標達成の障害となる外部の特質。

書いていくと分かりますが、内部の強みと外部の機会と混同したり、実際には分類が難しかったりと、時間が結構かかります。
書いた翌日に見直したりするとまた、客観的に見ることができるので時間をかけてじっくりと取り組みましょう。
2. SWOT分式を展開する
4つの項目ができたら、次は図2のマトリックスを使います。
想定される外部環境(機会・脅威)に対して、いかに内部環境(強み・弱み)を活用できるかを整理します。
| 図2 |
外部環境 |
| 機会 |
脅威 |
| 内部要因 |
強み |
強みを活かす積極的戦略
機会をうまく自分の強みで取り込むためには?
|
強みを活かし、脅威を避ける差別化戦略
脅威でも自分の強みで機会に変えるためには?
|
| 弱み |
自らの弱みで事業機会を逃さない段階的戦略
機会を自分の弱みで取りこぼさないためには?
|
撤退/アウトソース
脅威と弱みの鉢合わせで最悪の事態を招かないためには?
|
大事なのは表の左上と、右下です。

左上が、今後戦略の中心となる項目が入ってきます。右下は、時間をかけてはいけない「撤退」の項目となります。これを使って自分の中の「選択と集中」を実行するとともに、リスク回避、撤退などバランスよく戦略を練って実行してください。

さて、ここでフランチャイズや代理店を検討している方は図3のようなマトリックスで考えてみると、その事業に対してシュミレーションができます。
| 図3 |
フランチャイズ・代理店 |
| メリット |
デメリット |
| 内部要因 |
強み |
自分の強みとメリットが相乗効果がでるか。この欄が充実していないとダメ。 |
自分の強みでデメリットをカバーできるか |
| 弱み |
自分の弱みを補完するメリットがあるか? |
自分の弱みとデメリットにより、最悪の事態が招かないか |
フランチャイズ・代理店は、いわゆる「機会」の提供と考えることができます。
ですので自分の強みを活かし、さらに弱みをサポートできるのかをきちんと見つめなおしてください。
特に自分の弱みに関しては、早々改善できるものではないので、この辺りも重要な検討材料になるでしょう。
3 3年後、5年後、その後の自分の姿を描く
将来の自分をイメージしてみる。
短期ビジョン、長期ビジョンで自分はどうなっているか。会社の数字はどうなっているか。
お客様は何件くらいあるか。人間関係はどうなっているか。
事前に独立・起業後のプランをしっかりと描いておくと、今何が必要で将来どのようなことが必要になるか、自分の姿がみえてきます。
自分の独立して数年後の姿をイメージしてみましょう。
イメージしたら、それが夢であっても希望的観測であってもいいから、成りたいと思う姿をイメージしてください。
4 環境を確認する
環境に関してはどうでしょう。企業したはいいがどうにも軌道にのらないということが多いのも現状としてはあります。
そこで考えてみるポイントとして、
どの分野で、どのような戦略でやろうとしているのか。
その業界の現状はどうなのか。
資金はどれくらいあり、またいくら必要になるのか。
そして協力者、支援者等、自分の周りの人材を見直してみる。
どのような形で起業するにしても、必ず必要で支えとなってくるのは「人」です。
身近なところでは家族であったり、社員などの人材確保であったり、顧客はどういった人が対象となるのか。
独立後の協力者・支援者といったところから見直し、今後考えられることを見直してみることが必要です。
5 計画書を作成し仕事を数値化してみる。
先程の項目を具体的に数字にしてみる。
- 自分の仕事(商品)はいくらになるか
- 年収目標を設定
- 固定費を算出
- 売上計画、利益計画
- 開業資金、運転資金(軌道に乗るまでの生活費はいくら必要か?)
独立の準備